ホワイトシェパードブリティッシュ・・2007/10/07~ホワイトシェパードの日記

ホワイトシェパードブリティッシュが、本日関東に旅立ちました。
1週間ほどで帰って参りますが、かなり寂しいですね~。
この子、超甘えん坊だからきっとヒンヒンヒンと鳴いていることでしょう。
今回、この子の相手はARROWではなく、別の子となります。
前回出産の子犬達を見て、正直驚いたので、繁殖として子犬を残す為に、別の子との交配を致します。
母親ナイスにとても似ていて、小さい頃からずっと側に連れていた子で、その為私に対してかなり依存していました。
私がいなくなると寂しがって鳴いたり落ち着きがない子でしたが、それもようやく慣れさせて今回の輸送となりました。
相変わらず、ヒンヒン鼻声を出しましたが、大人しく飛行機に乗っていったようです。
・・・ブリティッシュを送った後、やはり寂しいものです・・・。送って戻った後、急に疲れがでてしまい、知らない間に寝てしまって・・・。
今月は交配依頼、子犬の輸送、輸出の準備、交配準備・出産準備ととにかく忙しくて、なかなかサイト更新が出来ない状況にあります。
この子、ブリティッシュは、ホワイトシェパードの群れの中でも、オオカミに近い顔立ちをしています。少々怖い感じの顔立ちですが、この子の甘えてくる瞳を見ると、とてもクリクリとしていて、可愛くて可愛くて堪りません。
この子の子供は、昔の野生の名残が残っている子が多く、後ろ脚の指が1本多いのです。
つまり、役に立っていない指が4本指から上のほうに1本付いているのです。
当然産まれて少し経つと切り落としてしまいます。もちろん獣医さんの所です。
これを残したままにしておくと、地面に接しない役立たずの指ですので、爪を切ってあげなければならず、そのままにしておくと、爪に指が巻き込んでしまうのです。
「野生の名残」を持つ子が多く、そのほとんどがやはり顔立ちにも現れ、オオカミのような顔に見えるのです。
つまり、整った顔立ちをしているため、小さな頃から大人顔に見えるのです。
整いすぎた顔立ちの子は、ナイスを思い出してしまい、やっぱり可愛いものです。
今回、このブリティッシュの子を残し、とうとうホワイトシェパードの父ソニックのラインブリードが2~3年後に出来るようになります。
両親の数代前にホワイトシェパードの父ソニックがお互いに入っていますので、
ホワイトシェパードの父ソニックに近い子を産む確率が非常に高いのです。
もちろん、親子で近親繁殖したほうが、ホワイトシェパードの父ソニックに近い子は産まれてきますが、極近親繁殖はどのような子が産まれるか解らなく、それは避けなければなりません。ジャーマンシェパード作出当初は、親子同士など、かなりのきつい近親交配を行っていたようですが、ホワイトシェパードはそれは避けたいものです。
よくサラブレッドで、○○○○○の3×4のインブリードなどと聞いたことがありませんか?
それとまったく同じ交配を行うのです。
3代前にホワイトシェパードの父ソニック、4代前にホワイトシェパードの父ソニックを持つ子という感じになります。ホワイトシェパードの父ソニックの血量が18.75%を占める子になります。当然それだけホワイトシェパードの父ソニックに近い子を輩出出来る確率が上がるのです。人間で言えばいとこ同士の結婚と似ています。この場合、12.5%の同じ祖父・12.5%の同じ祖母の血を持つ子が誕生することになりますが・・・。従兄弟どうしてなければ、通常は6.25%ということになります。
この場合、子犬の祖父12.5%と曾祖父6.25%にホワイトシェパードの父ソニックの名前が1つずつ付くようになります。
これが親子で仮に交配したとしたら、75%となりますので、かなり危険な交配です。
そう考えると、サラブレッドの交配は、実に良く考えているのだなと改めて思います。
もっとも、ホワイトシェパードの先祖を辿っていけば、ジャーマンシェパードのように相当量のホーランドの血が入っておりますが・・・・。他の犬種も同じ様な交配を行って出来上がった犬種ですので、現在の色々なタイプのホワイトシェパードでも、ある程度スタイルを固定化してもおかしくはありませんよね。そのくらいバラバラな体型をしているのです。
それでブリティッシュの子は、新しい血の導入と改良目的のため、前驅の造りの良いサクセションさんのCREAMと交配し、よりスタイルの良い子を持つホワイトシェパードの台雌を得る為に交配を行いました。
面白いことに、ブリティッシュの子は、母と違い、更に重心の低い整った子に育つのです。
母親のスタイルにはとても似ていない、どちらかというとホワイトシェパードの父ソニックに近い子を産むのです。
ですから、別の血を導入する目的と、更に重心の低いスタイルを持つ子を輩出する為に今回はサクセションさんに依頼して交配を行って頂くことになりました。
そしてサクセションさんからは、あのミントをお借りして、交配までの数ヶ月を私達と共に過ごす事になりました。
もちろん産まれてきて一番良い子を私達と過ごすこととなります。
私、ミントには惚れ込んでいまして、ホワイトシェパードで、あのような子を探すのは非常に困難なのです。
もちろん、私の所にいる血統以外を探し出さなければなりませんし、
出来る限りスタイルの良い子を見つけ出さなければなりません。
それがサクセションさんのミントという子が、とても良いものを持っている子だったのです。
もちろん、私好みの子ということでお話しした場合です。(ジャーマンシェパードとして見た場合)
私の所にいるホワイトシェパードの父ソニックのような種雄を探し出すことも、非常に困難だと思います。私自身相当苦労しましたから。
私の中では、おそらくこの組み合わせは、父そっくりに産まれてくる可能性がとても大きいのです。
すると、頭の中で描いている「白いジャーマンシェパード=ホワイトシェパード」の輩出が、非常に早い段階で可能となるのです。
このミントという子も輸入された子で、アメリカからやってきているのですが、やはりアメリカのホワイトシェパードは、ジャーマンシェパードに近いスタイルを持つ子が見つかりやすいようです。
これがヨーロッパ系となりますと、ブリーダーの好みが非常に強い子が多く、ジャーマンシェパードから形が崩れてしまって、まったく異なる犬種として私の目に映ってしまうのです。
ですから、ドイツでかなり厳しい条件を付けてホワイトシェパードの輸入を行っているのですが、該当しそうな子が、今のところいないのです。
輸入は簡単なのですが、スタイル重視(もちろん性格も)の交配をどこよりも先に行っているという自負(思い上がり)がありますので、私の目にとまりそうな子を探し出すだけでも非常に困難なのです。ですが諦めずに行っております。ほんの一部で良いのです。他の子達よりも抜き出たものを1つでも持っている子がいれば良いのです。
ですから、まず日本にいる子でも、該当しそうな子を探していたのですが、思いもかけず、サクセションさんという非常に身近な所に、該当する子が存在していたのです。
それが私の理想とするホワイトシェパードに近いものを持った子だったのです。
すでにミントの子とホワイトシェパードの父ソニックを交配して、良い結果がでていますし、とにかく非常に期待している子です。
もしかすると国内にいる子達で、しっかりとしたホワイトシェパードを造り上げることができそうです。
しかし、その後のホワイトシェパードの発展の為、更なる血を導入しなければなりません。
ですから、今後各国のホワイトシェパードを輸入し続けていくことになりそうです。
大変ですが、私の夢ですので・・・。私の周りの者ももっと大変そうですが・・・・。
これから何年もかけて10頭20頭と少しずつ新しい血を入れていかなければ、国内のホワイトシェパードも終わってしまいます。
現に、血が足りずにジャーマンシェパードと交配を行っている方もいらっしゃるようです。
ですが、私達はそれは避けています。
きっと十年後くらいには、私の理想とするスタイルの良いホワイトシェパードを皆さんの前に披露できるかと考えております。
当然、ビューティフルやビューティ、ホワイトシェパードの母モネの子孫も、しっかりとした基礎血統として造り上げなければなりませんので、
今後の新たな血を導入して交配しながら、スタイルの良い子、性格の優しい子を輩出できるようにしなければなりません。
同じ両親を持つ姉妹でも、同じ種雄と交配して産まれてくる子達には違いが出てくるくらい、遺伝子というものはとても興味深いものです。
ブリティッシュレイディー、ミントと早く帰って来ておくれ・・・。とても寂しがっている私がいます・・・。
忙しいのですが、本日は寂しさを紛らす為にホワイトシェパード日記を更新してしまいました・・。
向こうでお行儀良くしているのか・・・、寂しがっていないかと、親バカ丸出しの私でした・・・。
交配依頼の方も、きっとそのように寂しい不安な気持ちでいらっしゃるのでしょうね、今日初めて解りました・・。

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