
「ペットロス」ペットを飼っていらっしゃる方は、この言葉の存在を色々な所で聞いたことがあるかと思います。
「ペットロス」最愛のペットを失うこの辛さは、本当に経験したことのある方にしか解らない心の病気です。苦しみ続けます。
それも、自分自身を責め、傷つけ、悩み、現実から逃れ、最愛の子に対して「許し」を得たいため、無意識でも常に心の中に住み続けている辛い想い出なのです。
他の関連サイトをご覧になっていらっしゃる方は、ご存じかも知れませんが、実は私もペットロスで苦しんでいたのです。
非常に美しくオオカミのようなホワイトシェパードだった「NICE LADY」呼び名VEGAは、米国より生後4ヶ月の頃、私の元に来ました。寂しがり屋な性格のため、この子とは常に一緒にいたような気がします。甘えん坊で寂しがり屋で、大人しく控え目な性格の子で、私の最も愛する子でした。それに何か得体の知れぬ「美しさ」を秘めた子だったのです。
この子の容姿に惹かれ、そしてこの子の心に惹かれ・・・・、そんな子に対し、溺愛しないわけがありません。
この子が成長し出産して、1ヶ月ほど経った日のこと、東北より私の友人が遊びに来ていて、とても熱い日の事でした。友人を福岡案内していた日で、ほとんど相手をしてあげることができなく、昼間ホワイトシェパード達と少しの間触れ合っていたのですが、NICE LADYが少し元気なく、「お前、元気ないな」と声をかけ、この子の胸を撫でてあげていました。その時はたったそれだけだったのです。遠方から友人が来ているため、浮かれていたのでしょう・・・。
そして友人の歓迎会のために出かけて行き、夜帰って来た頃には、この子は病院で診察を受け、部屋で体を冷やされていました。
「熱射病」(実際は違っていましたが)ではないかとの診断で、体を冷水で冷やされていたのです。名前を呼ぶと、ふらふらとしながら私の元に来て、いつものように体を寄せ、寝転がるのです。そして一緒に寝転がり、冷たいタオルに交換しながら、翌朝を迎えたのです。
朝起きると、相変わらず元気が無く、それでも少し落ち着いたような感じでした。
気分が悪いのに、私の後をついてきて、いつものように私から離れませんでした。
今になって思えば、この子相当無理していたのです。目の焦点が定まっていないのに、気力を振り絞って私の後を付いてくるこの子に、浮かれていた私は「大分良くなったな、良かったね」と、見当違いの声をかけ、
そしてこの子を置いて友人を空港まで送りに行ったのです。
笑い話をしながら空港へ行き、そして友人と別れを済ませました。
頭の中はこの子のことが常にあったのですが、大丈夫だろうと思い込んでいたので、そこまで気にしていなかったと思います。
そして駐車していた車に乗り込んだとたん、父から携帯に連絡があり、「ベガが死んだ」との報告を受けました。
私はまったく信じられず、「早く病院へ連れて行って!頼む!」と叫び、かなりのスピードを出して都市高を飛ばし帰宅しました。どうやって帰ったかは解らず、とにかく急いで帰りつくと、丁度病院からこの子が帰ってきたのに出くわしました。
父の様子を見ると、すぐに理解しました。
もうすでに手遅れでした・・・。
そして、この子の最期を聞くと、それまで我慢していた涙と、「死を信じない」という気持ちが、まるで崖から暗闇に落とされたように、目の前に、心の中に押し寄せてきたのです。
最愛の子ベガは・・・・それまでずっと寝ていたのが、最期を悟ってか歩くことも困難なほどなのに、いきなり起きあがり大好きなソファーから降り、私の部屋に上がる階段の下までよろよろと歩いて行き、私を呼ぶように私の部屋へ向かって大きく2度吠えた後、血を吐いて倒れ込み息を引き取ったとのことでした。ペットロスの苦しみ2へ
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