
昨日メールをいただき、こんな事件があったとのことで、今朝記事を見たのですが、ドーベルマンがトイプードルをかみ殺すという事件が起きました。
まあ、本能的に動くものに対して反応したのでしょうけれど、これが刷り込みの行われていない犬が本能的に取る行動なのです。
あとは束縛飼育によって、周囲と隔離された状態の子もとる行動でもあります。
結局は昨日書いたことが原因なんです。
飼い犬の方が圧倒的に事件を起こすということは、それぞれの社会性の欠如からなのです。
これを人間に置き換えることが出来るわけで、幼少時の環境が適切でないと精神的に周囲の環境に適さない適応障害などと一緒のことですからね。
犬自身は理解できていないわけです。動くものを襲ってはいけない、もしくは襲う必要のないものとしての認識がまったくないわけですから。
このような子に育ててしまう原因は、解りきったことで人間なんです。
飼い犬は、生まれる前からすべて人間のコントロール下におかれています。
すべてが人間の管理しやすいよう、そして手間がかからないように犬をコントロールするわけですから、当然のように個別に管理したほうが遙かに楽ですし、
子殺しを避けるために、生まれてすぐに母犬から引き離し、そして人間が管理するわけです。
どうしてっていうと、
犬の社会性を身につけていない母犬が子犬を踏み殺したり、他の犬が幼犬を振り回してかみ殺したりするわけで、どうしても引き離す必要があるような刷り込みの入っていない繁殖犬を用いるからなのです。
そしてよい子が生まれました。お!これは繁殖に回そう!そして大きくなり、子を産みました。やっぱり子殺しするから幼犬を引き離そう。お!こいつも繁殖に適しているぞ!・・・これの繰り返しなんです。
その結果が、このような悲惨な状況を作り上げるのです。
犬の社会性、人間の社会性を幼少の頃から学んでいないと、絶対にこのようになります。
昨日のあることというのは、実は「人間の社会性」のことだったのです。こういった悲劇を繰り返さないためには、オーナーとなる方に対して訴えるしかないのです。この二つの重要性を・・・。
だってブリーダーは、まったく耳を貸さない!それでウチはまったく繁殖の知識がない方をブリーダーとしてやって貰うのですが、余計な知識がないために、素直に理解してくれるわけです。
犬の社会性と人間の社会性、この二つの重要性。
さて、どのように管理すればよいのかというと、そりゃ~手間のかかることであり、実際はそこまで手のかからないことなのですが、犬として生きていくために必要な環境をコントロールしている人間側が用意してあげるだけなのです。
刷り込みの入っていない子たちを群れにしてしまうと、お互い殺し合いするのです。当然と言えば当然です。だって今まで犬と接してきたことのない未知の生き物が目の前に現れるのですから・・・。
生後1ヶ月くらいの幼犬を生後2ヶ月くらいの子犬がかみ殺した・・・・。こんなことも実際にあっているわけです。
成犬なら幼犬をボロボロにしてしまい、凄まじい光景が広がることでしょう。
どことは言いませんが、周りではほとんどのブリーダーが経験しているのです。
しかし、淘汰しているウチではそのような繁殖犬を持っているブリーダーは一人もいません。
だって、社会性重視の繁殖ですから。もちろんスタイルの改良にも取り組んでいます。しかし、どちらが重要かと言えば、社会性なのです。
これを無視すると言うことは、危険な動物を檻から解き放つようなことなのです。
野良犬は危害を加えなければ、ほとんどの子が人間に襲いかかりません。
だって、そのような環境でしっかりと犬の社会性を身につけているわけですから。
だいたい、殺し合うという時点で、繁殖に適さないということは解っているはずなんですが、利益のため、管理のしやすさのため、
まあ、最大の要因は、「犬の社会性」のことなど、これっぽっちも知らない素人がブリーダーやっていることなのです。
私もブリーダーです。しかし、毎日ブリーダーとしての役割を果たすべく、実に様々な知識を得る努力をしています。
常に知識を吸収し、そしてそれをいかにこの子達に反映させるかを考えているのです。
お勉強会なんて、その一環にしか過ぎません。
しかし、これが最も重要なことでもあります。
生ませるだけなら、素人でもやれるのです。
しかし、犬に対しての知識を深めないと、こういったドーベルマンがトイプードルをかみ殺す事件が起こるわけです。
実際にウチも経験したことがあるのです。
余所の繁殖犬を交配のため預かり、そして群れの中に放したのです。なんだかポケ~としている覇気のない子だったのですが・・・・・、実はいくらもの凄く人間慣れしているとはいえ、狂気に走ると区別がつかなくなって人にも襲いかかるのが刷り込みの入っていない子の特徴でもあるのです。人間の社会性のみの子ですね・・・。これがよく聞く、どこぞのじーさんが良く使う負け犬って言葉なんですよね・・・。バカか・・・、そうしたのは人間だろ・・・、負け犬なんて言葉使うな・・・・いっつも思ってしまうのですが・・・。
ウチは生後1ヶ月を目処に屋外に出して成犬から若犬、子犬まで、実に色々な月齢の子たちが作り上げている群れの中で生活させます。
そのような中に放された繁殖犬(メス)ですが、子犬がキャンキャンと鳴いたとき、いきなり反応して襲いかかったのです。
するとさらに子犬は驚いて声を上げます。
その異常に気づいたラオウが、急にその預かった繁殖犬に襲いかかったのです。
その場にいた私はすぐに預かっていた繁殖犬を取り押さえました。もの凄い形相で暴れまくるわけです。パニックというより狂気に走った目なのです。
ラオウは私のひと声でケンカを止めます。しかし、その繁殖犬の名前を呼びながら取り押さえても、まったく冷めることなく狂ったような表情でいるのです。
実は刷り込みが入っていない子だって後々解ったのですが、そのときのラオウの行動によって命が守られたのです。実はこのとき翔矢くんのお父さん、お母さん、お越しになっていたので、その現場のことを尋ねてみて下さい。
これが犬の社会性を身につけているかいないかの違いなのです。
人間の社会性と犬の社会性、この二つが絶対に必要なのです。
余所のブリーダーはなるほど、母犬と幼犬を別けて管理するものですから、人間の手が加わり、人間の社会性は充分に身についています。
ですが、犬の社会性がまるで入っていないわけです。
これが、このようなドーベルマンがトイプードルのような小型犬を襲うという事件に発展するのです。
私は、この二つの異なる社会性を身につけていない子の観察をずっとしていました。
結構周りにいるのですから。
そういった子というのは、飼い主にも慣れていないのです。ましてや犬に対しても・・・。
どうやって育ったか・・・・これはとても言える状況ではない・・・。
こんなことをずっと見てきているわけですから、気づくはずなんです。ブリーダーは。
でもそんなことよりも目の前の札束ばっかりに気を取られ、生産工場化してしまっているわけです。
そしてそのような危険な動物に育てた子を人間社会に解き放つのです。
さて、どういう結果になるかは・・・。
刷り込みの入っている子でも襲うということもあるのですが、これが束縛飼育によって、精神的なコントロールができない子にその傾向があります。それと関係は出来ているのですが、ある部分の信頼関係の欠如。
束縛飼育といっても、ロープに繋がれているような環境だけではないのです。まあ最も悪いのが、ロープの許す範囲しか社会を知らないわけですから、当然のように精神的におかしくなるわけです。
それを飼い主も本人も自覚していないわけです。
それと、一日のほとんどを室内で過ごす子も、束縛飼育と同じ環境にあると言えるのです。
だって、それだけの範囲しか知らず、しかも、当然のように安全な環境で育つわけですから、屋外での経験があまりにも知識不足のために、どうやって対処して良いか解らず、
ちょっとした刺激だけでとっさに本能のまま手を出してしまうわけです。
まあ、自分の子がそういった行動を取ると必ずと言って良いほど、血統のせいにしたがるわけです。
違うって・・・。
それなら同じ環境で育った同胎犬はどう?ってことになりますよね・・・。
そういうと、その中でも性格が悪い子だった・・・。
おいおいおい・・・、一番の違いは、その後の生活環境にあるわけなのです。
そういった問題のある子のために、お勉強会をやっているのですが、
その理由は、そのように自分の都合のようように逃げている方の、犬についてに知識、認識を改めるためにやっているのです。
つまり、飼い主に対してのお勉強会なわけです。
ですからしつけなんて一切言わないわけです。
こういった問題の多くはブリーダーやショップなどの販売者の責任にあることは明白なのですが、それだけでなく飼育者側にも適切な環境を与えてあげることができなかったことにも原因があるのは当然のことなのです。
刷り込みが入っている子というのは、確実にしかも早い段階で性格を変えることができるのです。
それは犬に任せれば良いのです。犬社会で再認識すれば良いのです。
それから人間社会の決まりを覚え直せばよいのです。
こんなことを理解せず、訓練をして犬の心を押さえ込んでしまうと、原因を解決していないわけですから、当然のようにドーベルマンが襲うというような事件が起こってしまうのです。
訓練は対処療法だと考えて下さい。原因を探して悪い部分を治療せず、薬によって症状を軽減していると考えてみて下さい。
逆が自己治癒能力の向上を目的として、原因となる悪い部分の改善をしていく。
この違いが犬らしさを持たせ、自分で考えながら生きていくことが出来る子に育てるか、人間という薬を必ず服用しなければ、再発の危険のある犬にしてしまうか。
もし人間という薬が切れてしまうと、とんでもないことになってしまう・・・・。
さて、どちらが良いでしょうか?
私、とんでもない子をオスメス共に経験しました。犬の社会性・人間の社会性を身につけた子なのに、これ以上の子はいないぞ!という、まったくもってとんでもない子を上に書いた犬らしさを持つ子に育てました。
女の子は完全ではなかったんですね・・・・オーナーさんが一緒ではなかったから・・・。
でも男の子はオーナーさんと二人三脚でやって、今でこそもの凄く犬らしい子に育ったのですが、何を隠そう史上最高で史上最狂のライトだったのです。
こんなこと書いてたら、ライトのお母さんはへこんでしまうかもしれませんが、今だからこそ言えるわけですよ。
犬に対しての知識不足から、余裕の無さを生んだ結果、余裕のないライトになってしまったのです。
ライトのお勉強会以前から私が何度も言っていることがありますよね。
「愛犬は飼い主の心を映す鏡である」これは間違いなく事実です。
面白いことに、ライトが変わったでしょ?というと、ライト以前に飼い主さんが変わった。
そうおっしゃる方が少なからずいるわけです。ライトとお母さんのことをご存じの方は必ず言われることなのです。
犬に対しての知識を、DVD3枚、参考書に頼った結果、史上最狂のライト(刷り込みが入っている子で)を作り出したわけなんです。今でこそ、これほど素晴らしい子はいないぞ。と思える心の余裕とライト自身が持っていた心の優しさを育てることが大切なのですが、訓練という対処療法をしてしまうと、絶対に治らない部分がでてくるのです。
それが犬らしさなのです。犬らしい行動がとれることによって、ケンカを未然に防ぐ会話ができます。ライトはすでにこの状態になっています。
後は人間社会の勉強だけなんです。
これによって犬同士のコミュニケーションが取れるようになるわけです。
後は人間社会で生きていくためには飼い主さんとの心からの関係を築くだけなのですが、今ライトは今までの飼い主さんではないことを認識したために、色々な手を使って、飼い主さんとの関係を再確認しています。それがお母さんからの電話、どうやってライトに接したら良いか解らない。のだそうです。
今はライトがお母さんのことを再認識している状態ですので、優しさだけでなくしっかりとした対応を取る必要があります。まあ、次回はもっと込み入ったお話しとなるお勉強会になるでしょうけど、これを間違えると、またクセのある子に戻ってしまいますので、慎重に対処の仕方をお話ししないといけませんが・・・。ライトはラオウ以上に心が広い子だっていうことが判っていますから、あとはそれを伸ばす環境を与えるだけなのです。
こうやって犬って変わっていくものなのです。それが芯からの変化か、それとも表面だけの変化か。
どっちを取られるかは飼い主さんの考え方次第ですので・・・・。
面白いことに近所のおばさんからライトのお母さんは言われたそうです。
「犬使いやね~。ウチの犬も預かってもらおうか」って。この意味解りますか?
それだけ慣れた扱いになったってことなのですが、お母さんはライトに対しての考え方が変わったからなのです。
考え方を変えるだけで、このような悲惨な事件は起きないのです。それにはブリーダーの考え方、それに本当の意味をもつしつけのしかたが必要になってくるのです。
どうしてこう言えるのかお解りいただけると思います。エクちゃん見ていたらお解りいただけるでしょ?アローを見ていたらお解りいただけるでしょ?
以前よりも増してしっかりと入れていっているB系姉妹を見ていたらお解りいただけるでしょ?確実に最初から入れているフェニックスやムーン、メリーたちを見ていたらお解りいただけるでしょ?
何よりも見学の仕方が違うのを確認できるでしょ?
皆さん思われるでしょ?いきなり柵の中に入らされて、群れの中で触れあえる環境であるということが、不思議だっておっしゃいますし、心の整理が出来ていないのに有無を言わせず柵の中に入れられた。でも最後は笑ってらっしゃるでしょ?
その際、みんな静かにしているでしょ?当たり前のように接してくるでしょ?唯一の例外アメリカからやってきた最年長のグランディを除けば・・・。勝手に磨きを掛けてくれるのが多頭飼育の素晴らしさなのですが、それを上手くコントロールすることが必要になってくるわけですけど、それが信頼関係なのです。
まあ、よそと比べて下さい。絶対に群れの中に入れてくれないし、群れになっていませんから。
このような事件を起こした子が、処分されないことを願います。すべては人間のせいなのですから、当然このようなことは受け入れなければならないということです。
しかし、このような事件を未然に防ぐこと、そしてそのような子を出さないということを人間は考え直さなければならないということです。
一つだけ言えること、そのような子はこれから一生の間、人間のコントロール下に置かなければならず、本当の自由を与えてあげることができないということ。
刷り込み一つのことだけで、このくらい違ってくるのです。
これは販売する側、購入する側共に、しっかりと考えなければならないということです。
もしそのような子に育っているのなら犬種問わずウチにいらっしゃい。但し刷り込みの入っている子限定で。闘犬の類はイヤだ!絶対に変える自信があるから言えるんですよ。
犬ってとっても利口だから、すぐに変わるのが私の持論です。その教え方次第でまったく変わらない子になってしまっているため、訓練でもさじを投げてしまっているんですよ。
聞いたところによると、そこらへんの近所のおばさんが、自分の子をきっちりとしつけが出来たので、調子に乗ってしつけ教室されていたらしいですが、預けたホワイトがどうにもこうにもならず、さじを投げられて返却されたそうです。
私もそのおばちゃんと変わりはしないですが、・・・明らかに教え方に違いがありますので・・・・何で全く関係ないことをして個々まで変わるの?・・・・・・一緒にしないでね♪
週末土日のお勉強会無料ですし、どうぞお越し下さい。但し、本当に帰ることの出来る刷り込みが入っているという限定ではありますが。
犬らしい子にしたいという方、ぜひお越し下さい。そのときに相当自信を持ってお見せできるライトが必ずいますから、え!!うそ!!!こんなお利口で大人しい子が!!!!
と驚いて下さい。そして、人間が勝手に思い描いている犬像が、いかにいぬたちをダメにしているかを再認識して下さい。命令に従う行動の違いをご覧になって下さい。私の育て方に文句があるならご自分の子と私のエクちゃんと対決しましょうか?ラブだろうとなんだろうとエクちゃんは受けて立ちますよ。
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