ブリーダーとして失格 2008年2月26日~ホワイトシェパードの日記

この仕事を始めてしばらく経った頃、
「良い子を残して、後は全部外に出すつもりでやっていかないと良い子は作れないよ」
と言われたことがあります。まあ、もっともな話です。
そして
「繁殖が終わった犬も全部出す気持ちでやらないと、ブリーダーとして失格だよ」
そう言われたのです。
・・・そんな簡単な話ではないでしょう・・。ただ黙って聞いていたのですが、
心に中は煮えくりかえるような怒りに満ちていました。
・・・一体どっちが間違っているのだろう・・・。
「そんなことボクはできません。やっぱり最期まで一緒にいますよ。」
それが話のキッカケになりました。「方法論であって・・・」という前置きがありましたが・・。
それを今思い出しました。
今、ドイツの方と輸入の話を進めているのですが、
その話の中に、いかにペットに対する考えが高いかよく解りました。
私も同感です。
どうしてこうもペットの命に対する考えが軽いのか解りません。
福岡は処分される子達の多さが日本全国で遂に1位になりました。
非常に恥ずかしいことです。
処分の理由が「年をとって大変だから」だそうです。
そりゃ当たり前でしょ、年をとって病気代がかかったり、歩けなくなったとき世話をするのは当たり前でしょ?
それまでにたくさんの愛情をこの子達に貰っているわけですから。
家族として迎えた子をそんな簡単に見捨てることができるのか?
それなら本当の親は年をとったら簡単に処分するのか?
ペットも同じでしょう。捨てられるはずがありません。
どうにかして「保健所」「動物保護センター」の名称を、「動物捕獲・短期預り殺処分センター」に変更して欲しいと願っています。
そうすれば考え方も少しは変わるはずです。名称が人間のための保護なわけです。だったらはっきりと名称にそう謳えば良いじゃないですか。
こんなこと書いていて同業者が読むと、「きれい事いってんじゃねえ!」と言われることでしょう。
ですがはっきりといいます。「アンタ達の考え方がおかしい!」と。
もう少しペット先進国の考え方を見習えと。
「良いところは吸収しても良いのではないか!」
しかし、これは見習えという前に人道的なことでしょう。
考え方を改めないと、今後益々処分される子達は増え続けます。
どうして私がサクセションさんと深く付き合っているのかというと、ホワイトの先輩であるというよりも、
老後の面倒もしっかりと見ていらっしゃるからなのです。(注:オークションは宣伝のためだけで、実際売るはずがない(笑)でした。)
それが当たり前なのですが、あまりにもそんな方が少ないのです・・・。
それを含め、飼い主と愛犬が幸せに過ごせるように、付き合い方を重視した販売サイトに作り上げている段階です。
そして犬の気持ちが解るよう、犬の気持ちを現す仕草を・・・・すみません、出来るだけ早く作り込みます。
犬の気持ちが解るようになると、もう言葉を喋ってきているようにしか思えないようになります。
そしてまるで会話しているかのような錯覚に囚われます。もう手放す事なんて考えられない愛情に満ちた関係を築くことができます。
そうすると・・・・、
私を信じ愛情一杯に頼ってきてくれる子達を手放すことなんて考えられません。
私がそのようなことをやってしまったとき、どうぞ思い切り非難して思う存分私を責めて繁殖から叩きだして下さい。
私の信念は決して曲げませんから自信を持って言うことが出来ます。
犬の言葉を解ろうとすれば、どれだけ飼い主を愛しているか解りますから。
ただ、とっても良いことを教えてくれました。
「たぶんできないだろうから、今後輸入とか増やしたりするのであれば、2年くらい歳を離したほうが、哀しみが続かなくていいよ」
これは当たり前と言えば当たり前ですが、非常に心の中に深く残った言葉でした。
私、今までの愛犬・猫達の死に、どうしても馴れないものですから・・・。
今からだって馴れることはまずないでしょうから・・。
でもその哀しみを癒してくれるのは今いる子達ですから、私は一生犬に囲まれて過ごしていくことでしょう。
今は溺愛中の子ブリティッシュの子フェアが残りますので、今後、私の特別な子ホワイトシェパードの母モネの子も、ビューティフルやビューティも残して
お母さん達の面影を感じながら縁側でお茶をすするようになっていくのでしょうね~。

ホワイトシェパードの08年2月日記

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